興味、関心を持つためのポイント
こんにちは。川崎市幸区親子教室あそびのWAのくらたみゆきです。
お子さんは様々な経験をすることでどんどん吸収し、成長していきます。
経験するためには興味を持つことが大切です。
お子さんは興味のあることには自分から進んで取り掛かりますよね。
でも、まだ興味をもっていない物事であっても、
まずは見て、体験してみなければ始まりません。
では、お子さんが初めてのことに対して興味や関心を持つにはどうしたら良いのでしょうか。
今日はそのポイントをお伝えいたします。
ポイント1 「〇〇しなさい」直球で言わない
例えば、ピーマンが嫌いな子に突然
「ピーマン食べてごらん」
と言っても絶対食べないですよね。
直球で「〇〇しなさい」と言うのではなく、
「ピーマンさんが食べて欲しいって言ってるよ」
などピーマンの気持ちを伝えたり、
「ピーマンを食べると元気モリモリになるよ」
など食べることで得られる効果を伝えたりします。
「こうしてほしいな」と思ったら、
なんて言ったら興味を持ってもらえるか声かけを工夫することが大切です。
ポイント2 スモールステップを踏んでいく
目的はピーマンを食べることだけど、
興味を持ってもらうためには少しずつステップを踏んでいきます。
ピーマンが苦手な子に興味を持ってもらうためには、
まずはピーマンを育ててピーマンを収穫したり、
そして一緒に料理をしたりしてピーマンに興味を持ってもらう。
そうしたら、食事の時に一口でも
「食べてみよう」
という意欲が生まれるかもしれません。
ゲームの「マリオ」や「モンハン」なども少しずつ経験を重ねてレベルを上げていきますよね。
いきなり結果を求めるのではなく、小さなステップを踏んでいくことが必要です。
ポイント3 流れを大切にする
ポイント2と似ていますが、いきなり始めないことです。
ピーマンが嫌いな子には食事を始める前に
「ピーマン一緒に育てたんだよね」
「食べるの楽しみだね」
など、これからピーマンを食べる流れを作っていきます。
流れを作り、お子さんの心の準備をさせることが大切です。
このようにポイントを踏まえてお子さんの興味を引き出すきっかけ作りをしてみてくださいね。
でも!
ママパパがどんなにいろいろなアプローチをしても、
食べない時は食べません。
最終的に「食べる」「食べない」「やる」「やらない」を決めるのはお子さんです。
こんなにたくさんアプローチしたのに興味持たないなんて!って落ち込むかもしれません。
でも、経験は必ず無駄にはなりませんよ。
今回は興味は持たなかったけど、いずれその経験はどこかで役に立つと信じていてください。
ぐちゃぐちゃ遊びに興味を持ってもらうためにやっていること
親子教室あそびのWAでは、お子さんがぐちゃぐちゃ遊びに興味を持ってもらえるように導入を大切にしています。
直球で「絵の具を触ってみよう」などは言いません。
どうやったら興味を持ってもらえるか、
最初に何をしたら抵抗なく取り組んでもらえるか
ということを考えて構成しています。
例えば、ぐちゃぐちゃ遊びでは最初に絵本を読みます。
絵本でイメージされた世界を、現実の世界で表現します。
イメージすることで、興味を持ちスムーズに取り組めるようにします。
また、ぐちゃぐちゃ遊びが初めてのお子さんが多い時は、いきなり絵の具を触らずに他の素材から始めたりもします。
例えば、先日のぐちゃぐちゃ遊びでは初めにトイレットペーパーで遊びました。
トイレットペーパーをちぎったり丸めたりして遊ぶことで
緊張していた心をほぐし、次へのステップに進みやすくします。
このように、お子さんに対して「興味を持って欲しい」と思った時は、少しずつステップを踏んでアプローチすることをおススメいたします。
さまざまな経験が、お子さんの成長の糧となります。
「うちの子はやらないだろうな」と思ってもまずはトライできる場を与えて、興味を持てるようなきっかけ作りをしていただきたいなと思います。