こんにちは。川崎市幸区で0~3歳の親子教室を開催しているくらたみゆきです。
3歳の子どもが叩いてきます。「叩いたらダメ!」ということを伝えていますがなかなか止めません。
お子さんが叩くと痛いし、お友達にもやったらどうしよう、と不安になりますよね。今回はママパパに対してお子さんが叩いてしまうというケースについてお伝えいたします。
子どもには必ず叩く理由があります。
その理由が何なのかが分かり対処すると叩くことはなくなりますよ。
では考えられる理由はなんでしょうか?
叩く理由その①叩きたいという敏感期
前回の記事にも記載しましたが、子どもは「自分の成長のためにある一定の期間、強烈に「◯◯がしたい!」という強い興味・関心をもって熱心に「何か」に取り組む時期があります。
モンテッソーリでいうと敏感期ともいいます。
お子さんはもしかしたら「叩く」の敏感期なのかもしれません。
その場合は太鼓などの叩いてもいいおもちゃを用意してあげるといいですね。
お子さんの「叩きたい」という気持ちを満たしてあげることが必要です。
もしママに対して叩いてきた場合は、「叩いたら痛いくて悲しいから叩かないでね。でもこの太鼓はたくさん叩いていいからね」
と、人に対して叩いてはいけないことをしっかりと伝えつつ、叩いてもいい物を掲示してあげましょう。
叩く理由その②叩くことで気持ちを表現
子どもはまだ言葉で自分の気持ちを表現することができません。
くやしい!
かなしい!
という時に、自分の気持ちを伝えられず思わず手が出てしまうことがあります。
その時は「悲しかったんだね」と言葉にしてあげましょう。
気持ちを代弁することで、「この気持ちは悲しいって言うんだ」ということを理解してしだいに叩くのではなく言葉で表現するようになります。
その上で、「叩いたらママは痛いし悲しいよ」とママの気持ちも伝えてあげましょう。「ママは嫌なんだ」と相手の気持ちに気づけるような伝え方がいいですね。
叩く理由その③私のことを見て!
お子さんが叩くときはどんな時が多いですが?
例えばママが食事の準備をしている時、
パパが携帯やテレビを見ている時、
など、もしかしたらママパパが他のことに夢中になっている時ではありませんか?
子どもは大人の何倍も「自分のことを見てほしい」と思っています。
もし、お子さんが話しかけてきても「ふーん」とそっけない返事をしたり、「忙しいからあとでね」と目も見ないで対応することを繰り返した場合、お子さんはどうするでしょうか?
きっと叩くなどしてどうにかして自分のことを見てもらおうとします。
叩いたことで
見てくれた!
反応してくれた!
という経験が積み重なると、叩くことが習慣化されてしまいます。
子どもは叩くことは悪いことと分かっていても、自分のことを見てもらうためには手段を選びません。
それほど子どもにとって「自分に関心がない、見てくれない」というのは耐えられないのですね。
もし、あなたが相手に話しかけても、聞いてなかったり、携帯ばかり見て返事は「あー、へぇー」ばかりだったらイライラしませんか?もしくは悲しくなりませんか?「私に興味がないのかな?」と不安になりませんか?
子どもも同じです。
子どもは「こっち見てよ」と上手く言葉にすることができないので叩くという行動を起こしてしまいます。
では、どうしたらいいのでしょうか。
普段過ごす中で、しっかりと見てるよ、聞いてるよ、大好きだよと言葉と行動で示してあげましょう。
例えば、子どもが話しかけてきたらどんなに忙しくても、携帯を見ていても、きちんと目を見て応えてあげましょう。
忙しい場合には「今忙しいからこれが終わったら見てあげるよ、ちょっと待っててね」ときちんと目を見て伝えることが大事です。
きっとお子さんは安心してパパママの気持ちをわかってくれると思います。
もし叩いてきたら「叩いたらママは痛いし悲しいよ、だから「ママ!」って話しかけてね。必ず応えるからね」とその都度伝えていきましょう。
叩かずに「ママ」と話しかけることができたら「叩かなかったね、嬉しいな」とママの気持ちを伝えてあげてください。
それらを繰り返すうちに「叩く」ことはなくなると思います。
子どもは大人の何倍も「見てほしい!」と思っています。
普段の生活の中で、しっかりと目を見て子どもの気持ちに応えていきたいですね。
お子さんによって「叩く」理由はさまざまです。
頭ごなしに「叩いたらだめ!」と伝えるだけでなく、「どうして叩くのか?」を考えると答えは見えてくるかもしれませんね。
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