こんにちは。
川崎市幸区で０〜３歳の親子教室を開講している保育士歴１０年のくらたみゆきです。
得意を伸ばすメリット
子育てをしていると、子どものできない部分や苦手な部分が気になり
それを克服させようとすることがあります。
もちろんそれは悪いことではありませんが、
苦手を克服するよりも、得意なことを伸ばす方が
学力は伸びると言われています。
得意なことを伸ばすことで
・自分に自信が持てるようになる
・他の物事にも挑戦することができるようになる
・集中して夢中になった経験は成長してからは勉強にも生かされる
といったメリットがあります。
得意なことを１つでも伸ばしてあげることで、
他の分野も伸びていく可能性があります。
例えば、車が大好きな子どもがどんどん車について詳しくなっていくと、、、
車の車種を覚える
↓
車種の漢字に興味を持つ
というように１つの事柄から色んな興味が広がっていきます。
だから子どもの苦手を克服させようとするよりも、
まずは得意なことを伸ばしてあげることが
子どもの能力を伸ばす一番の近道となります。
得意を伸ばす親の関わり方
子どもの得意を伸ばすには親の関わり方はとても大切になります。
では、どのような関わり方がいいのでしょうか？
苦手よりも好きを見つける
冒頭にもお伝えしたように、まずは「好きなこと、得意なこと」を
見つける、注目することを心がけることです。
でも、意外とこれが難しいという方は多いのではないでしょうか。
つい子どものできない部分、苦手な部分が気になってしまい
「もっとこうした方がいい」と克服させようとしがちです。
例えば、座っていることが苦手で動き回ることが多い子どもの場合
「ちゃんと座っていなさい」
「なんで座っていられないの！」
と「座る」という苦手なことを克服させがちです。
でも、この子は動き回ることが得意です。
できるだけ動き回ることができる場所、時間を作ってあげて
とことん動き回れるようにすることが大切です。
もちろん、じっと座っていなくてはいけない場所はあります。
座らなければいけないとわかっているときは
事前に公園で思いきり動き回らせてあげておくなどすると、
満足して座ることができる場合もあります。
親は子どもの苦手なことではなく好きなこと、得意なことを注目して
まずはそれが思いきりできるように時間、場所、物の用意をしてあげるといいですね。
よく観察する
中には子どもの好きなこと、得意なことが分からないという方もいます。
そんなときは子どもをよーく観察してください。
子どもがイキイキとしている時はどんな時ですか？
・歌を歌っている時
・ダンスをしている時
・食事をしている時
・木登りをしている時
などきっと子どもの目が輝いている時があるはずです。
普段、子どもの自由な時間が少ないと
「子どもの好きが分からない」ことがあります。
子どもが自由に好きなことができる時間を
たくさん作ってあげて、よく観察してみましょう。
好きなこと、得意なことを広げる
好きなこと、得意なことが分かったらそれを広げてあげるようにしましょう。
例えば
・好きなものに関連した図鑑を用意する
・好きなもの、得意なことが実際に体験できる場所に行く
・好きなものに関連したテレビやYouTube,DVDを見せる
興味を広げるきっかけづくりをすることで
「もっと知りたい、もっとやりたい」と意欲が高まっていきます。
ちなみに私の息子（４歳）は食べることが本当に大好きです。
そこで子どもでも作れるような料理本を用意してみると
「今度これを作りたい」「これは醤油を入れるんだ」と
やる気を持ったり、興味の幅を広げています。
他人と比べない
もし、得意なことがあっても
「あの子はもうこんなことができている」
と他の子と比べてしまうと子どもは自信を無くしてしまいます。
もちろん我が子の成長と他の子を比べることは
決して悪いことではありません。
でも、それによって落ち込んだり、子どもに対して
冷たい態度にならないようにしてくださいね。
子どもは成長し続けています。
でもそのスピードには個人差があります。
子どもを信じて見守ってくださいね。
否定しない
子どもの好きなこと、得意なことは人それぞれです。
それが車、虫、食べ物、おままごと、踊りなど何であっても、
否定せず親は面白がってみましょう。
そんな親の肯定的な姿勢は、子どもの自信となり才能を発揮させます。
いかがでしたでしょうか。
子どもの才能を発揮するには親の関わり方が大切です。
ぜひ、子どもの好きなことや得意なことを伸ばしてあげてくださいね。
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